John H Watoson / ジョン・ワトソン (Martin Freeman)
John H Watson/ジョン・ワトソン

陸軍医としてアフガニスタンに派兵され、左肩を負傷して負傷兵として帰還。軍人年金だけでのロンドン生活は苦しいと考えていたが、誰も自分とフラットをシェアしたがる人間などいないだろうと思っていた。しかし、バーツ(聖バーソロミュー病院)で勉強していた頃の知り合いスタンフォードにシャーロックを紹介され、なぜか彼と一緒にベイカーストリート221Bで共同生活を始めることになる。
アフガニスタンでのPTSDから右足が不自由で左手の震えがあったが、彼が「A Study in Pink」と名付けた連続自殺にみせかけた殺人事件の捜査中、何不自由なくシャーロックと共にロンドン市内SOHOを走り回れるようになっていた。シャーロックの兄マイクロフトは、ジョンのPTSDは戦場で受けた恐怖ではなく、戦場を懐かしむ気持ちから出ていると分析。事実、シャーロックと共に捜査を始めてからどちらの症状も消えてしまった。
医師であるからか、生来の性格か、シャーロックが人命や人質の精神状態を思いやることなく事件解決を楽しんでいるように感じると、それを諫めずにはいられない。だが、それ以外ではシャーロックの12歳の子供のような言動に時々ムッとしつつも穏やかに順応、適応している。
人当たりは良いが、シャーロックの命が危機に晒された際には躊躇うことなく愛銃を構え、冷静に引鉄を引く強靭な精神力と、かなりの距離からでも弾丸を命中させることの出来る射撃の腕を持っている。
ハリー(ハリエット)というアルコール中毒の姉(妹)が1人いるが、彼女とはうまくいっていない。金欠打開の為、S1.2で診療所で働き始める。そこの責任者サラと親しくなり2人でデートしようとするがシャーロックに邪魔される。シャーロックと喧嘩した後サラの家に転がり込んだが、ソファで眠るに留まった。
セルフレジが苦手。空腹を満たすべく開いた冷蔵庫に人間の頭部が鎮座していても驚くことはなく、ただシャーロックに文句を言っただけだった。PTSDの治療目的でカウンセラーに勧められてブログを書き始める。目に見えるPTSDが治まった後はシャーロックが許可した事件内容についてブログでまとめている。時々コメント欄が同じ屋根の下にいるシャーロックとの会話場所になっている。
Martin Freeman / マーティン・フリーマン

1971年9月8日生まれ。ハンプシャーのAldershot出身。コメディアンであり、俳優。5人兄姉の末っ子で、3人の兄と1人の姉がいる。パートナーは女優のAmanda Abbington。Amandaとの間に息子と娘が1人ずついる。
癒し系の外見に反し、基本はかなり辛辣で毒舌を吐く。『The Office』のティム役でブレイク。『銀河ヒッチハイクガイド』のアーサーでも有名。その他、『ラブ・アクチュアリー』『ホット・ファズ』なども日本公開されている。
2012年と2013年の12月に公開が決定している、『The Hobbit/ホビットの冒険』で主人公のホビット、ビルボ・バギンズを演じる。この作品は『The Lord of the Rings/指輪物語』の前章譚で、シャーロック役のベネディクト・カンバーバッチもドラゴンのスマウグ役で出演。ベネディクトが『The Hobbit』に出演することは伏せられていたが、2011.05.22のBAFTA TV賞で助演男優賞に輝いたマーティン・フリーマンが、ベネディクトの『The Hobbit』出演をうっかりバラしてしまい、ネット上をそのニュースが駆け巡った。
『SHERLOCK』のジョン・ワトソンは、彼にしては珍しく抑え気味の演技との声が多い。シャーロックを演じるベネディクト・カンバーバッチとはいつか共演したいと思っていた。ジョン・ワトソンの俳優選びは難航したが、マーティン・フリーマンが読み合わせを始めた瞬間、ベネディクト・カンバーバッチとの間に見事な<化学反応>が起き、ジョン・ワトソンは彼に決定した。2人の相性の良さや信頼関係は何かにつけてインタビューで語られている。自分よりも“小柄”なマーティン・フリーマンを、ベネディクトはポケットに入れて持ち歩きたいらしい。
運転免許を持たないため、車が運転できない。『SHERLOCK』でジョンとシャーロックがいつもタクシーで移動するのは、マーティン・フリーマンが車を運転できないから(DVD/BD収録の音声解説より)