2014年3月4日開催、Royal Television Societyの「Sherlock: Anatomy of a hit」のビデオ(1時間20分)

2014年3月4日、ロンドンのCavendish Conference CentreでRoyal Television Society(RTS)による「SHERLOCK/シャーロック」のパネルディスカッション、「Sherlock: Anatomy of a hit」が開かれました。

このイベントのレポートと、1時間20分に渡る動画が公式サイトにupされています。

Royal Television Society:Sherlock: Anatomy of a hit - event report and video

Full-house signs were put up outside the Cavendish Conference Centre as the RTS welcomed the people behind BBC One hit drama Sherlock to its latest early evening event.

The idea of moving Sir Arthur Conan Doyle’s largely Victorian detective stories to a modern-day setting came to Mark Gatiss and Steven Moffat while they travelled back and forth between London and Cardiff to work on Doctor Who.

出席者
スティーヴン・モファット:共同プロデューサー、共同脚本家
マーク・ゲイティス:共同プロデューサー、共同脚本家、マイクロフト・ホームズ
スー・ヴァーチュー:プロデューサー
アマンダ・アビントン:メアリ・モースタン
ベン・スティーヴンソン:BBCドラマ部門担当者
トム・サットクリフ:司会

海外ドラマNAVIに、このイベントの内容の一部に触れた日本語記事あり。

海外ドラマNAVI:『SHERLOCK』製作秘話 「本当は○○で終了する予定だった」!?

今や世界的ヒット・シリーズとなった『SHERLOCK/シャーロック』だが、クリエイターたちが明かした製作秘話によれば、本作の製作を始めた当初は、トータル6時間で終了する予定だったようだ。

英Unreality TVによると、スティーヴン・モファット、マーク・ゲイティス、そしてモファットの妻であり本作の製作に名を連ねるスー・ヴァーチューの三人がRoyal Television Society(王立テレビ協会)のパネル・セッションに登場。『SHERLOCK』の製作がスタートした当初のエピソードなどが明かされたという。

本作の売り込みは予想以上にスムーズだったようで、ゲイティスは「スティーヴンと私は、このアイディアの素晴らしさについて45分のプレゼンテーションを用意していたんだ。だけど(当時のBBCウェールズのドラマ部門責任者の)ジュリー・ガードナーは、話し始めてすぐに『現代のロンドンで活躍するシャーロック・ホームズ? いいわね!』って言ったんだ。こんなことはもう二度とないだろうね。いずれにせよ、残りの43分半も『SHERLOCK』について話すのに使ったけどね」と語っている。

その後すぐにパイロット版を製作することになったというが、そこで直面したのは本作の製作費。「ドラマの製作費はもう残りわずかだったんだ。でも『SHERLOCK』のアイディアが持ち上がって、BBCもとても乗り気だったので、文字通りその年の残り僅かな資金を使ってパイロット版を作ることになった。設定としては明らかにシンプルだからね。(セットや衣装などの面で)特にお金がかからない現代に、フィクションで最も有名なキャラクターが登場する。ほとんど考える必要がなかったよ!」と、"現代"という設定だったからこそ製作に着手できたことを明かした。

さらにゲイティスからは「あくまで全部で6時間のエピソードになるはずだったんだ。それが当初の企画だったんだ!」と衝撃の事実も明かされた。計画通り6時間で終わることがなくて良かったと胸をなでおろすばかりだ。

『SHERLOCK/シャーロック』シーズン3は、NHK BSプレミアムにて、5月31日(土)、6月7日(土)21:00より放送。(海外ドラマNAVI)